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25セントの恋人ごっこ

ねこがかわいい。本を書く。

消費税10%より金持ちから税金を取れ!(あ、はい、それはもう決定済みですので)

どうもみなさんこんにちは!
好きな日本国憲法の条文は
「第八十四条  あらたに租税を課し、又は現行の租税を変更するには、法律又は法律の定める条件によることを必要とする。」

(租税法律主義)
です!


では、ここ数年の給与所得および所得税に関する変更点を見ていきましょう。



2013年(平成25年):
・復興特別所得税の制定
所得税額に2.1%を加算。(10,000円→10,210円→10,200円(百円未満切り捨てのため)
驚異の平成25年~平成49年の25年間という長期に渡る徴収。
25年以内に別な災害でさらに必要とか、税法大改正で所得税が大幅変更とかたぶんありますよね。
あと2.1%とかいう半端な増税、計算担当者の怨嗟が聞こえますよ。

住民税の+1000円を10年間という復興特別住民税も2014年より


・給与所得控除額の上限の設定

No.1410 給与所得控除|税について調べる|国税庁

そもそも、給与所得には給与所得控除というものが設定されています。
「所得」とは「収入」から「経費」を引いた金額を言うのですが、
給与収入には申告すべき経費が存在しない代わりに、計算式によって概算経費を算出し、給与所得を出すこととしています。
2012年(平成24年)以前は収入に応じて、最低65万円から徐々に増え上限なく控除額が出るような計算式が存在していましたが、
2013年から、1500万円超は245万円の控除で固定されることになりました。
実質的に給与年収が1500万円を超える人は増税となりました。



2014年(平成26年)
・配当所得の源泉分離課税の税率の変更

No.1331 上場株式等の配当所得に係る申告分離課税制度|所得税|国税庁

投資促進のため2009年(平成21年)より所得税7%+住民税3%の計10%に軽減されていたものが、
2014年より本則の所得税15%+住民税5%の計20%に戻りました。(+復興税の2.1%)



2015年(平成27年)
所得税率の上限の改定

No.2260 所得税の税率|所得税|国税庁

2014年までは最高税率が課税所得1800万円超で「40%-279.6万円」だった所得税率に、
4000万円超で「45%-479.6万円」が追加されるようになりました。
(「課税所得では、所得から諸々の所得控除を引いた最終的に税率をかける金額であって、年収そのものではありません)



2016年(平成28年)
・給与所得控除額の上限の改定
2013年に行われた給与所得控除額の上限設定が、
1500万円超で245万円から
1200万円超で230万円に改定されます。



2017年(平成29年)
・給与所得控除額の上限のさらなる改定
さらに
1000万円超で220万円に改定されます。



給与所得控除額の上限改定(引き下げ)によって、
高額給与所得者の課税所得は実質引き上げされるのですから、
課税所得4000万円超で45%が適用される人も増えるでしょう。

例)

給与年収2000万円の給与所得控除

平成24年=270万円

平成29年=220万円

差は50万円なので、所得税33%+住民税10%で21.5万円の増税

 

給与年収5000万円だと

平成24年=420万円(課税所得4200万円とする)

平成29年=220万円(課税所得4400万円とする)

42,000,000*0.40-2,796,000=1140万

44,000,000*0.45-4,796,000=1500万

差は360万円の増税(そもそもの税額が凄い……累進課税怖い……)



捕捉されやすい給与所得者に絞って給与所得控除額を引き下げることで増税を果たしたのは見事というか何というか……
たかだか給与年収1000万円超を富裕層とするのはどうも……という気もしますが。

最近改正された所得税法で給与所得者で減税と感じられるのは、
非常に使いにくかった特定支出控除が、とても使いにくいレベルくらいまで下がったことくらいでしょうか。
あとは住宅借入金等特別控除(いわゆる「住宅ローン控除」)で認定長期優良住宅に対する控除割増があること、でしょうか。
しかし、住宅借入金等特別控除は毎年これっきりと毎年控除額が切り下げられ、
最終年にまた翌年から始めます、ということをずっと続けているのでちょっと……ですね。

 

配当所得の総合課税適用要件を引き下げるとかでしょうか……

現行の分離課税15%は投資家にとってみれば総合課税に比べればかなり低いはずだしなあ……

 

まあ、それとは別に厚生年金保険料は18.3%(労使折半)になるまで毎年0.354%引き上げられ続けるんですけどね!(平成29年まで)